F値|デジタル一眼レフカメラの基礎用語
F値とは?

F値とは、レンズの絞りを数値で表したものです。
絞りとは、カメラのレンズからカメラ本体に入ってくる光の量を調整する機構のことです。したがって、F値とは、入ってくる光の量を数値で表したものということになります。

F値はどうやって表す?

F値は、F2.8、F5.6、F8、F11のように表されます。F値が小さければ小さいほど、カメラに入ってくる光の量が多くなります。つまりF5.6よりもF2.8のほうが、多くの光が入ってきます。値が小さくなるのに、入ってくる光の量が増えるので、ちょっと覚えづらいですが、一眼レフカメラでは非常に重要な要素なのでがんばって覚えるようにしましょう。

F値の値を小さくする→入ってくる光の量が増える→シャッター速度を速くできる
F値の値を大きくする→入ってくる光の量が減る→シャッター速度を遅くできる

どんな状況でF値を使用するのか?

F値を小さくして絞りを開けると、被写界深度が浅くなり、ボケのある写真を撮影することができます。F値の値が小さければ小さいほどボケの効果が強くなるため、印象的な写真を撮影できます。次に示す写真では、前にある紫陽花に焦点が合っており、後ろの紫陽花はぼけています。これは、絞り優先モードでF値を小さくして(絞りを開けて)撮影することにより、効果的にボケを使用した例です。

F値によるボケ

シャッター速度:1/640 | F値:5.6 | ISO感度:100 | 露出補正:-0.3 | 撮影モード:絞り優先

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