8)使ってみた感想/気になる点|オリンパスE-420使用購入レビュー
E-420をしばらく使ってみての感想

第一印象」で「軽さ」、「操作性」、「液晶の見やすさ」、「手ぶれ」については説明したので、ここではそれ以外の項目を見ていきましょう。

いろいろな被写体を撮影してみましたが、一番綺麗だなと思うのは風景でしょう。特に青空が背景にある場合、奥行きのある青を表現でき、非常に高い階調性を確保します。

E-420撮影(1)

また、毛の質感などもうまく表現できるので、動物を撮影するときにも重宝します。

E-420撮影(2)

ライブビュー機能は便利

ライブビュー機能は非常に便利です。ローアングルやハイアングルでも液晶を確認しながら撮影できるのはストレスがなくていいですね。光学ファインダーだけだと、どんな構図で撮影しているのは確認できないので、撮影してみてがっかりという事態も頻繁い発生していました。だけど、ライブビュー機能があるので、もうそんな心配はしなくても済みます。

本当はソニーα350やパナソニックL10のように可動式液晶もついていると、より容易に撮影できるんだけど、その分重くなってしまいますからね。軽快さが売りのE-420では不必要でしょう。

これまでのライブビュー機能だと、撮影する際に一瞬だけ液晶に何も表示されなくなるのですが、このE-420のライブビュー機能では改良が施されており、コンパクトデジカメと同様、液晶表示を中段させることなく、撮影することが可能です。光学ファインダーと違い、液晶ではファインダー率が100%のため、思った通りの構図で撮影できて便利です。

ただライブビュー機能を使用すると、内部のミラーが上下する瞬間に、パタパタと結構大きめの音がするのが耳障りかな。静かな状況ではちょっと騒々しいかも。

ピント合わせが遅い

あと、測距点が3つしかないため、ピントあわせに若干時間がかかります。すぐに撮影したいときなどはイライラするかもしれませんね。店頭でEOS Kiss ×2を触ってみましたが、×2だと瞬時にピントを合わせてくれますが、E-420ではちょっと待たされます。特に被写体が近い場合や暗い環境の場合に時間がかかるようです。

ストラップを取り付ける位置が中途半端

また、ストラップを付ける金具の位置が本体のサイド部分ではなく前面にあるため、首からぶらせげると、ちょっと不安定な状態になります。

特に薄型設計のパンケーキレンズを装着すると、カメラが斜めになってしまい、収まりが悪くなります。 撮影時には首からかけておくことがおおいので、これはちょっと不満ですね。上位機種であるE-520ではサイドに金具が設定されているので、こうした問題は起こらないと思うのですが、なぜE-420ではサイドに設定しなかったんだろう?スペースはあると思うんですけどね。

再生ボタンの位置

細かいところですが再生ボタンが液晶の左側にあるのはちょっと使いづらいですね。 右手だけでカメラを持っていることが多いので、頻繁に使用する再生ボタンは右手の親指で操作できるところにあったほうがうれしいかな。

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