1)なぜE420を購入したのか|オリンパスE420使用購入レビュー
a)現状の不満点

これまでコンパクトデジカメは多数所有していましたが、デジタル一眼レフは初代キヤノンEOS Kissだけでした。しかし、EOS Kissは重いので持ち運ぶのが億劫なうえ、電源をオンにしてからすぐに撮影できないなど設計の古さにも不満を感じていました。そんなある日、久しぶりに使おうと思ったらバッテリが弱っているため、充電してもすぐに電池切れになる事態に遭遇。なんと予備のバッテリも同じ状態になっているのが判明しました。EOS Kissのために新しいバッテリを買うのもどうかなと思ったので、思い切って新しいデジイチを購入することにしました。

b)どんな機種を選択するか

新しいデジイチを購入することに決定しましたが、今多数のメーカーからいろいろなモデルが販売されています。そこで、自分なりに何のためにどのようなデジイチが欲しいのか、書き出してみました。

【新しいデジカメに期待すること】
■気軽に持ち運べること:
街で気ままに撮影するスタイルなので、あまり重いと持ち運ぶに気にならず、結局は使わなくなりそうな気がするので、できるだけ軽いほうがいいですね。軽いといろいろなところに気軽に持ち出すと思うので、この条件ははずせません。

もちろんプロやハイアマチュアの方なら、筐体のしっかりしたハイグレードモデルのほうがいいでしょう。防塵性もしっかりしているし、シャッターの耐久性も折り紙付きです。でも、趣味で撮影する程度なので、普通に注意していれば、それほど過酷な状況を想定しなくても大丈夫でしょう。ということで軽さを最重要視しました。

■標準レンズ付きで10万円を切ること。できれば安ければ安い方がうれしい:
かつてEOSを購入したときは標準レンズ付きでたしか15万円程度しましたが、現在は競争が激化していることもあり、かなり値段が下がっていますね。そこで10万円を一応のリミットにすることにしました。10万円以下だと、EOS 40Dなどの中級者向けモデルにはちょっと手が届かないですね。しがたって初級者向けモデルがターゲットになります。

■ライブビュー機能がついていること:
ローアングルやハイアングルなどいろいろな角度から撮影したいと思ったので、ライブビュー機能を活用できれば、かなり楽に撮影することができます。可動式の液晶もついていればさらにグッド!でも可動式液晶にすると重量が重くなるんですよね。そうすると、最初の条件に合致しなくなるなあ。

c)キヤノンEOS Kiss ×2とオリンパスE-420が候補に

前述した条件をベースに考えた場合、キヤノンEOS Kiss ×2とオリンパスE-420が候補として残りました。 主な仕様を比較すると次のようになります。

  E-420 Kiss ×2
画素数 1000万 1220万
AF焦点 3点(左・中央・右) 9点
液晶 2.7型 3型
重量 380g 475g
最大連写速度(コマ/秒) 3.5 3.5
手ぶれ補正 - レンズ
ゴミ除去
ライブビュー
メディア CF/xD SD

軽さを除けば、すべてKiss ×2がE420を上回っています。ピント合わせもKiss ×2の方が速いし、標準レンズに手ぶれ補正機能がついています。初代EOSで使用していた望遠ズームが使えるのも魅力。価格差はKissの方がE420に比べて2万円ほど高めになっています。

機能的に見れば、Kissなんだけどなあ。でも、なんかE-420がかわいいんですよね。表面の仕上げもチープさが見られないし、ものすごくコンパクトなのにもかかわらず、グリップもそれほど悪くないし。ただ手ぶれ補正機能がついていないのは残念。この軽さを実現するには仕方がなかったのかもしれませんが、ちょっと気にかかります。

d)オリンパスE-420に決定

店頭で実機を触ってみて、いろいろと思案した挙げ句、結局はE-420を購入することに決定しました。なんだかんだいっても軽さが魅力です。パンケーキレンズと組み合わせれば非常にコンパクトになりますしね。明るい場所で撮ることが多いと思うので、手ぶれ補正はあきらめました。

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