キヤノンEOS Kiss X2使用購入レビュー(EOS Kiss X2とKiss Fの比較)

キヤノンEOS Kiss ×2とKiss Fが候補として残りました。 いずれも初心者向けモデルですが、Kiss FはX2の機能を絞った廉価版という位置づけになっています。それぞれの仕様について詳しく見てみます。

まず、有効画素数が異なります。X2は1220万、Fは1050万。単純に画素数だけ見ればX2の方が優れていますが、この画素数の違いは、それほど大きき要素とはならないでしょう。大きく写真を引き伸ばすの必要があれば別ですが、そうでなければ大差ないと思われます。

影響が大きそうなのは液晶のサイズと測距点でしょうか。 液晶は大きければ大きいほど視認性が高くなり、見やすくなります。 また、どちらの機種にもライブビュー機能が搭載されているため、 液晶が大きいと、それだけ写真の仕上がりを細かくチェックすることができて便利です。 X2には3型の液晶が搭載されていますが、これは現在販売されているデジタル一眼レフとしては最大です。物理的な制約から見て、これぐらいの大きさが限界でしょうね。

測距点とは、ピントを合わせる際に使用する領域のことで、この数が 多ければ多いほど、適切なピント調整が可能になります。測距点は、Kiss X2では9点、 Kiss Fでは7点となっており、X2のほうが2つ多くなっています。したがって、単純に 仕様だけ見れば、X2のほうがピントを合わせやすいはずです。

実際、Kiss FのAF(オートフォーカス)の甘さを指摘している記事もあります(フォトジェニックウィークエンド(キヤノンEOS Kiss F))。 この記事によると、上位機種であるKiss ×2を操作しているときには 感じなかったAFの合わせづらさをKiss Fでは感じたとのことです。 「特殊な光でも構図でも無いのにレンズがギーギー鳴って結果合わないことがあった」 ということですから、Kiss FのAFはちょっと使いづらいのかも。

仕様を勘案した結果、次の理由により、Kiss X2を購入することにしました。
・Kiss X2のほうが優れている点が多い
・価格差が1万円程度しかなく(Kiss Fのほうが1万円程度安い)、その程度ならX2のほうに魅力がある
特に現在保有しているオリンパスE-420ではピントの甘さに不満を感じていたので、今回購入するデジイチでは迅速に ピントを合わせられることを重視したいと考えています。したがって、X2にしました。

■Kiss X2とFの本体写真の比較記事
ITmedia；【動画追加！】新キスデジ「EOS Kiss F」を従来モデルと写真で比較

■Kiss X2とFの実写画像の比較
デジカメWatch；キヤノン EOS Kiss F(β機)実写画像

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